スピーチライターの近藤圭太です。
詳細は以下 Twitter の引用を見ていただければと思うが、著名なスピーチライターとして知られるある方が「本当のスピーチライターは原稿を書かない」的な主張を各種のメディアで繰り返している。
現段階では実名を書くことは差し控えるが、今後余りにも目に余る場合には具体的な事実関係に基づく反論を行わせていただくこともありうる。
「受け手の立場に立ってメッセージを発信する」このことはスピーチライターの鉄則である。
スピーチライターの職務領域について、ご自分の経験に基づいた偏った主張をされておられる方がいる。実績を上げられメディア等で露出されている事は認識している。ただ「本当のスピーチライターは原稿を書かない」的な主張は撤回された方が良い。社会人としてのマナーのレベルでは?#スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
「原稿執筆はスピーチライターの仕事ではない」と主張されている方、あなたは「語りかける(パブリック)スピーチ」を念頭において言われていると思うが、残念ながらスピーチのニーズはそれだけに留まらない。いい加減偏った主張は撤回された方が良い。あなたご自身のためである。#スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
「原稿執筆するよりも情報戦が大事?」笑止!米大統領のスタッフや著名なライターの多くが原稿を「書いている」ではないか!数多くの実務の実態を無視し、自分の経験だけを基準にした勝手な主張を繰り返すのは同業者に対して極めて非礼な話、見識を疑う。 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
原稿を書くことが主たる仕事でないのなら、「スピーチディレクター」「同プロデューサー」等と自らの職務範囲を規定し、利用者に説明するのが適切な対応。言葉のプロとして人にスキルを提供する人が、自らの失言により厳しい指摘を受けるのは自己矛盾。あまりにも脇が甘すぎる。 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
士業のように法律で職務範囲が規定されている職業もあれば、整体師のように名乗る事は誰でも可能な職業もある。スピーチライターは後者の職種だが、最低限同業者や利用者への影響を考慮するのが社会人としてのマナー。そこに考えが至らないと言うのは未熟と言われても仕方なし。 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
今後スピーチライターのニーズが高まり、同業の人間がより多く出てくるようになれば、偏った職務範囲を主張している人は難しい立場に立たされるのではないか。失礼ながら業界のリーダーと言う器の方ではないが、個人としての実績は高く評価しているだけに惜しい話である。 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
「優れた文字コンテンツを提供する」「話し方のトレーニングを行う」「スピーチ会場全体の演出を含めた総合的なプロデュースを行う」この3つは対立するものではなくお互いに補完しあうものである。偏った主張をしている人も、考えを改めるのであれば協力はやぶさかではない。 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016
かなり厳しい内容のツイートが続いたが、お立場を考慮し名指しは避けさせていただいた。一連の内容を目にされ、自分のことだと認識されたスピーチライターの方は反論も含めて意思表明をされることを期待。安倍総理のスピーチから引用するが「対話のドアはいつでも開かれている」 #スピーチライター
— スピーチライター近藤圭太 (@keitakondo) September 27, 2016